コルトレーン最後の録音盤

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ジョン・コルトレーン最後の録音盤(らしい)
完全フリー、怒涛のような演奏
録音はヒドイが圧倒的な力で迫ってくるものがある

コルトレーンの演奏からはなぜか「ジャズ」というものを感じない
どちらかといえば、ロックのような疾走感と
瞑想時のような静謐感を同時に感じたりもする
ただ、このアルバムはひたすらに「熱い」
ドラムのラシッド・アリがよくもまあ、というぐらい叩きまくる
コルトレーンは尊敬するラヴィシャンカールに
「君の音楽には安らぎがない」と批判されたというが
彼が“音”に込めたものはなんだったのか
それを考えさせられずにはいられないアルバムである